SONY α7SⅢ 動画に本気なミラーレスカメラ

こんにちは、furcheです。

2020年7月。

カメラ業界にとって激動の1ヶ月でしたね。
今まで、競合メーカーがこれだけのスパンで新製品をリリースすることって無かったんじゃないかな?

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そのトリを飾ったのがSONY。
フルサイズミラーレスのパイオニアです。


出典:SONY公式サイト

今日はSONYから発表されたα7SⅢについてお話します。

基本スペック

まずは基本スペックから。

  • 有効画素数:1,210万画素
  • 動画撮影:4K/120p 60分連続撮影可能
  • 記録メディア:SDカード&CFexpress TypeA(ダブルスロット)
  • バリアングル液晶搭載
  • AF駆動:ハイブリッドAF(位相差&コントラスト)
  • 高速連続撮影速度:10コマ/秒

有効画素数

1,210万画素

この高画素時代に、少ないなって感じる人もいるかもしれません。
ただこのα7SⅢ、あえて画素数を落としているのです。
ちなみに先代のα7SⅡも同じ画素数。

なかなか説明するのが難しいですが、簡単に言うと、画素が少ないってことは1画素自体の面積が広いことになります。
※例えば4,000万画素も1,210万画素もフルサイズセンサーならセンサー面積は同じですよね。

どういうメリットがあるかというと、1画素の面積が広いってことは取り入れることが出来る光の量が多いってことです。
つまり暗所は光量の少ない撮影でもノイズが入りにくい。

ここに特化しているのが、α7Sシリーズなんです。

動画撮影

いきなり写真撮影性能をすっ飛ばして動画撮影のはなしをするあたり、
もうお分かりかも知れませんが、凄いんです、動画。

4K/120p 60分連続撮影可能

120pってのはスロー撮影です。
今までのα7シリーズではフルHDでしか120p撮影は出来ませんでしたが、α7SⅢでは4Kで出来るのです。

しかも60分連続撮影可能。
この連続撮影時間、主に2つの理由から一眼カメラには30分の壁がありました。

まず1つは関税の問題。
EUに輸出するとき、30分以上の動画撮影機能が付いているカメラはビデオカメラと分類され、余分に関税が掛けられるのです。

ただこれは2019年2月までの話。
今ではその税制は撤廃されています。

それではもう一つの理由ですが、それは熱問題です。
動画を撮影することは、連続で写真を撮り続けていると同じなので、もの凄くマシンパワーを要します。
そのためカメラ本体が熱をもち、ある一定以上の温度になると非常停止が作動します。
30分の壁があったとしても、30分取り続けるのはなかなか難しい。

出典:SONY公式サイト

でもこのα7SⅢは120pで60分連続撮影可能。
これがどれだけ凄いことか、お分かりいただけたでしょうか?

放熱構造を徹底的に見直し、効率的にカメラ内から熱を排出する。
コンパクトなボディと効率的な放熱構造を両立させた、さすがはSonyと言うべき設計ですね。

記録メディア

カードスロットはデュアルスロット。
対応メディアはSDカード(UHS-Ⅱ対応)、CFexpress TypeA。

CFexpress TypeA!!?
初めて聞く人も多いんじゃないでしょうか?
ちなみに僕は初めて聞きました。

Nikon Z6などで採用されているXQDカードと互換性のあるCFexpressカードは実はTypeBで、TypeAを採用するのはα7SⅢが初だとか。

Type Bに比べてType Aの転送速度は約半分くらい。
といっても約1Gb/秒なので、十分速いのです。

そしてα7SⅢはSDカードとCFexpress TypeAが同じスロットに入るとのこと。
十分高速でSDカードと共用出来るスロットを成立させるためにCFexpress TypeAを選んでくる大胆さが、Sonyの魅力なのでしょう。

まぁメディアを開発しているメーカーの強みでもありますね。
ちなみにCFexpress TypeAのカードリーダーは15,000円…。

外観特徴

これはなんと言ってもバリアングル液晶でしょう。
α7シリーズで初となります。

出典:SONY公式サイト

SONYもなんだかんだチルト液晶の印象が強いですが、この前発売された1インチコンデジのZV-1あたりからバリアングル液晶を採用しています。

自撮りを多様するVloggerを意識していますね。

ただ相変わらずタッチパネルは一部メニュー操作に限られているようです。

あとホールド性や握り心地はどうなんでしょう?
α7RⅣと同じ感じなら握りやすそうですね。

AF性能

AF性能には定評があるSONYですが、α7SシリーズにはコントラストAFのみ対応でした。
今回のα7SⅢにはSシリーズとしては初のコントラストAF+像面位相差AFのファストハイブリッドAFを搭載しました。

出典:SONY公式サイト

ちなみに位相差検出のAFポイントは759点。
SONYのフラグシップα9/α9Ⅱは693点、僕のNikon Z6は273点…。
Z6はAFポイントがデカイんです。

まぁそれは置いといて、とにかくたくさんあるAFポイントとファストハイブリッドAFで写真も動画も狙った被写体を逃さず捉えます。

その他機能

高速連写速度は10コマ/秒、ボディ内5軸手ブレ補正など撮影機能としては必要順分です。

あと、なんとEVFが約940万ドット。
ちなみにNikon Z6は369万ドット…。
もう比較するのがイヤなんだけど仕方ない。
Z6でも当時発売されてたミラーレスの中ではかなり見やすかったけど、その約2.5倍。
遅延とかもあるから一概に高ドット数が良いとも言えないけど、まぁ数字だけみたら、ちょっと覗いてみたくなるね。

どんな人に向いてる?

正直、フルサイズセンサー載っけてて、これだけの動画撮影性能が付いていることを考えたら40万円は高くないと思います。

本格的な動画撮影をしたい人や、安定して4K動画を撮影したい人には、オススメできるカメラです。

まとめ

ミラーレスになって像面位相差AFが当たり前になって、レフ機よりは動画が取りやすくなったけど、このα7SⅢは高フレームレートでの長時間撮影を可能にして、より動画向きのミラーレスカメラとなってます。

今までのように、ゴリゴリのスチル性能でそこそこの動画性能なミラーレスとは異なり、ゴリゴリの動画性能でそこそこのスチル性能なミラーレスカメラ。

出典:SONY公式サイト

SONYはフルサイズミラーレス開発当初から、α9/α7R/α7/α7Sの明確なすみ分けを示してて、このタイミングで昨今の動画ブームにマッチしたα7SⅢを投入してくるあたり、しっかり先を見据えてマーケティングしてる印象をうけますね。

Nikonのロードマップなんて継ぎ足し継ぎ足し…。
まぁ中の方々が苦労して商品開発してるのは、よく分かっておりますが、なかなかそれが上手く伝わらないというか…。

全然まとめになっていませんが、5年の時を経てようやくアップデートされたα7SⅢ。
待ち望んでいた方も多いと思います。
そんな方も、そうでない方も満足出来るカメラじゃないかと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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